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水回りリフォーム費用まとめ|キッチン・浴室・トイレ・洗面4点の相場比較【2026年版】

「キッチンとお風呂、どっちを先に直すか悩んでいる」居住年数が長くなり、家のあちこちの設備が古くなったり不具合が生じたりしてきます。費用もかかるし、どこから始めようかと悩む方も多いのではないでしょうか。

各設備の見積もりを個別に取ろうとすると、業者がバラバラだったり、「キッチンが終わったと思ったら次はお風呂」と何度も生活を乱されたり。「まとめて一気にやれないのか」と思うのは自然な発想です。ただ「キッチン・浴室・トイレ・洗面」の4点合計でいくらかかるのか、ネットで調べてもピンとくる数字が出てこないことが多いですよね。

このページでは、キッチン・浴室・トイレ・洗面台の水回り4点について、グレード別の費用相場を整理したうえで、「4点まとめて施工したときの節約効果」「補助金の使い方」「業者選びのポイント」まで一気通貫で解説していきたいと思います。

見積もり比較でリフォームは安くなる!

水回り4点の費用相場一覧

まず水回りの4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面)の全体感を掴んでもらうために、早速ですがグレード別の費用マトリクスを作ってみました。

工事費・搬入費・撤去処分費を含む目安。築20〜30年木造戸建て・標準的な間取り想定。

「最安」は廉価製品+必要最低限の工事、「標準」は中堅製品+標準的な工事範囲、「ハイグレード」は上位製品+内装まで含めたフルリフォームを想定しています。

4点を個別に施工した場合、最安クラス合計で140万円前後、標準クラスで260〜270万円前後、ハイグレードだと370万円超になります。

結構幅があるように感じますよね、この幅の大きさが水回りリフォームの難しさなのではないかと思います。

同じ「標準グレードのキッチン交換」でも、現場の状態(排水位置・壁の下地・床下の状況)によって追加工事が発生することは珍しくありません。以下の相場は「スタート地点の目安」として読んでいただければと思います。なお、実際の費用は必ず現地調査で確認が必要ですので、その点はご留意ください。

次の章からはそれぞれの設備ごとにみていきましょう。

キッチンリフォームの費用

キッチンリフォームの費用は「システムキッチン本体のグレード」と「レイアウト変更の有無」の2点が大きな変動要素です。

既製品I型(50〜80万円)

TOTOやLIXIL、クリナップのエントリーグレードをI型(壁付け直線型)で交換するケースです。既存の給排水位置をそのまま使えれば工事はシンプルで、この価格帯に収まります。

「とにかく使えれば十分」「賃貸に出す前提で最小投資にしたい」という場合の選択肢です。ただ、ワークトップの素材がメラミンだったり、収納の引き出しが簡易的だったりと、毎日使うと細かな不満が出る可能性もあります、こだわりたい方にとっては少し不向きかもしれません。

中級システムキッチン(80〜130万円)

LIXILのリシェルSIやシステムキッチン各社の中堅グレードがこの価格帯に入ります。収納力・使い勝手・見た目のバランスが取れており、多くの方が検討するのはこのグレードなのではないかと思います。

天板素材に人工大理石を選ぶと費用が2〜5万円上がりますが、掃除のしやすさは格段に改善します。セラミックはさらに高耐久ですが、オプション費用が10〜20万円加算されるケースが多いです。素材の違いについてはキッチン天板 ステンレス・人工大理石・セラミック徹底比較でまとめていますので、こちらもぜひご参考くださいませ。

最上位グレード(130〜200万円超)

LIXILのリシェル最上位・パナソニックのラクシーナ上位グレード・クリナップのステディアなどが該当します。食洗機・浄水器・オーブンを組み込むと本体価格だけで100万円を超えることもあります。

フルリノベーションでキッチンを間取りごと変える(壁を壊してLDKを一体化するなど)場合には、さらに50〜100万円の追加工事費が必要と考えておいてください。

キッチンで見落としがちな追加費用

またキッチンリフォームにおいて費用が膨らむ要因として多いのが、換気扇(レンジフード)の交換壁タイルの補修・張り替えです。

レンジフードは本体だけで3〜8万円程度。さらにダクト位置の変更が必要な場合は追加工事費が発生します。タイルは「既存キッチンをめくったら下地が傷んでいた」というケースが一定の確率で起こります。見積もり書に「壁・床補修費は別途」と書かれている場合は必ず確認するようにしましょう。


浴室リフォームの費用

浴室は水回りリフォームの中でももっとも費用がかかる箇所です。「在来工法(タイル張り)からユニットバスへの交換」が大多数のケースで、費用の主な内訳は「ユニットバス本体+解体撤去+給排水工事」になります。

1坪・ミドルグレード(60〜80万円)

TOTOのサザナやLIXILのリデアの中位グレードがここに入ります。魔法びん浴槽(高断熱浴槽)や床の滑り止め加工は標準装備のものが多く、基本的な機能は備わっています。

「予算を絞りたいが安全性と保温性は確保したい」という場合の現実的な選択肢です。

1坪・上位グレード(80〜120万円)

サザナ上位・LIXILリデアの上位モデル・パナソニックのオフローラ中上位グレードが該当します。

浴槽の保温性能・床の速乾性・洗い場の広さで体感差が出てくるのがこのクラスです。毎日使うことを考えると、浴室は少し予算を掛ける価値があると個人的には感じています。

TOTOサザナとLIXILリデアの詳細スペック比較はTOTOサザナ vs LIXILリデア 徹底比較をご参照ください。

最上位・オプション多数(120〜180万円超)

浴室乾燥機(ミスト機能付き)・ジェットバス・天井シャワーなどのオプションを複数追加するとこの価格帯に収まります。また面積を1坪から1.25坪〜1.5坪に広げる場合も、解体範囲が増えるため費用が跳ね上がります。

在来工法 → ユニットバス工事の工期と注意点

解体・撤去が含まれるため、最短でも3〜5日の工期が必要になります。その間はお風呂が使えないので要注意です。

また、在来工法の浴室は「めくってみたら防水層が傷んでいた」ケースが多く、下地補修費が予算外に発生することがあります。「想定外の追加費用が出やすい設備ナンバーワン」が浴室だといっても過言ではありません。余裕を持った予算設計をしておいて損はありません。


トイレリフォームの費用

トイレは水回りリフォームの中でも費用が読みやすい設備です。便器の交換だけなら半日〜1日で工事が完了し、費用も他の水回りより抑えられます。

便器交換のみ(15〜25万円)

ウォシュレット一体型の中堅製品(TOTOのZJシリーズ・LIXILのサティスE)への交換がこの価格帯に収まります。既存の配管をそのまま流用できる場合は追加費用も出にくいです。

「とりあえず古い便器を新しくしたい」という場合はこのクラスで十分ではないかと思います。

タンクレス+内装(25〜40万円)

タンクレストイレ(TOTOのネオレスト・LIXILのサティスG/S)は本体が高めです。さらに壁のクロス補修や収納の取り付けを合わせると、この価格帯になります。

タンクレスにすると空間が広く見え、お手入れのしやすさも向上します。内装ごと整えることで「新品の便器だけ浮いている」状態を防げるのも利点です。

フルリフォーム(40〜70万円超)

床・壁クロス・照明・ドアまですべて交換するフルリフォーム。マンションや古い戸建てで「トイレを完全に生まれ変わらせたい」場合の選択肢です。

また2階に水回りがある場合は配管の状況が1階と異なることがあり、費用感も変わってきます。必ず1階・2階を分けて見積もりを取るようにしましょう。


洗面台リフォームの費用

洗面台は水回りリフォームの中でもっとも費用が抑えやすい箇所です。ただ、「既製品ユニット一択」に流れやすく、後から「もう少し収納が欲しかった」「ボウルをおしゃれにしたかった」と後悔する声も聞きます。ゴールを先にイメージして選ぶことが重要です。

既製品ユニット交換(15〜25万円)

LIXILのルミシスやTOTOのオクターブなどの標準ユニットへの交換をする場合はこの価格帯くらいに収まります、工事も半日程度で完了することがほとんどです。洗面収納が必要十分で、コスト優先の場合はこのクラスで十分かと思います。

上位ユニット(25〜40万円)

三面鏡・収納ミラーキャビネット・大型ボウルを備えた上位ユニットを選択する場合はこの価格帯になります。使い勝手と見た目のバランスが取れており、洗面台に「雰囲気も重視したい」場合の現実的な選択肢ではないでしょうか。

ブランド品(タカラスタンダードのエリシオ・パナソニックのLクラス洗面)の上位グレードもこのレンジに入ります。

セミオーダー・造作洗面台(40〜70万円超)

ボウルや水栓を単品で選んでカウンターを製作するセミオーダー洗面台になるとやはり既製品よりも費用がかかります。インテリアにしっかりこだわりたい時には予算も余裕を見ておくのが良いと思います。工期も少し長くなり、既製品よりも時間と手間がかかりますと考えておきましょう。

また水栓の金属パーツは経年で水垢が目立ちやすいため、デザインだけでなく「日々のメンテナンスを許容できるか」も判断軸に加えておくと、後々後悔せずに済みます。

条件や施工範囲で費用は大きく変わります。正確な金額は見積もりで確認を リフォーム見積もりを無料で比較する ※ 相見積もりで20〜30%安くなるケースもあります

水回りリフォームは4点同時施工で20〜30万円節約できる

「ここが水回りを全部きれいにリフォームしたいけど、どこからやろうか悩んでいる」という方に一番伝えたいポイントはここです。

水回りの4点を個別に別々の業者・別々のタイミングで施工すると、それぞれに「現場確認費・養生費・廃材処分費・諸経費」がかかります。しかし、同一業者に4点まとめて依頼すると、これらの費用が1回分に圧縮できるのです。

標準グレード想定の参考値。実際の節約額は業者・現場条件によって異なります。

グラフを見ると、4点個別施工の合計は270万円前後ですが、同時施工では240〜245万円台に収まる試算になります。25万円前後の差は、決して小さくないですよね。

ただし「同時施工なら必ず安くなる」かというと、そうとも限りません。得意な設備と苦手な設備がある業者の場合、苦手な設備は外注に出すことがあり、その分のマージンが乗ることもあります。

ポイントは「まとめて頼む=交渉材料になる」こと。「4点まとめてお願いしたいが、合計で〇〇万円に収まれば発注する」という交渉は、個別発注より間違いなく通りやすくなるはずです。

工期の重なりと生活への影響

同時施工では工事が集中します。浴室工事中はお風呂が使えず、キッチン工事中は仮設の調理スペースが必要です。施工中の生活をどう確保するか、事前に業者と詳細を詰めておきましょう。

「引越し前・入居前にすべて完了させる」スケジュールが組めれば、それが最もストレスの少ない方法です。中古戸建て購入後にリノベを進める場合は、工期を考慮したうえで引越し日を決めることをおすすめします。

1点ずつ施工する場合の判断基準

予算の都合や優先順位から「まず浴室だけ、次にキッチン」と段階的に進める判断もあります。そのときは「次回施工時に同じ業者に頼める関係を作っておく」ことが、長期的なコスト管理につながります。施工履歴を知っている業者は、2回目の工事で追加診断費がかかりにくいためです。


補助金・助成金でさらに費用を下げる

水回りリフォームでは、省エネ機器の導入に対して補助金が使えるケースがあります。2026年時点での主な補助制度は以下の通りです。

給湯省エネ2025(給湯器の高効率化)
ガス給湯器をエコジョーズ・エコキュート・ハイブリッド給湯器に交換する場合に適用されます。補助額は機種・タイプによって異なりますが、最大8〜13万円の補助が出るケースがあります。浴室リフォームと同タイミングで給湯器も更新する場合は特に見逃せない制度です。

子育てエコホーム支援事業
一定の省エネ基準を満たすリフォームを対象とした補助事業です。水回り単体では対象外のことも多いですが、断熱改修・窓リノベなどと合わせて申請するケースが増えています。「水回りリフォームのついでに断熱も」という進め方との相性がよい制度です。

各自治体の独自補助金
国の制度とは別に、市区町村が独自の補助金を設けているケースがあります。上限額は数万円から数十万円とさまざまで、築年数や所得要件が条件になることが多いです。工事着工前に自治体窓口へ確認する手間は惜しまないでください。

→ 各補助金の最新額・申請期限・対象条件の詳細は省エネ補助金2026年版まとめで解説しています。補助金は年度・予算によって変更されるため、申請前に必ず一次ソース(国土交通省・経済産業省の公式サイト)を確認してください。


業者選びと見積もりのポイント

水回りリフォームで費用を適正に抑えるには、「1社だけで決めない」ことが大原則です。

必ず3社以上に相見積もりを取る

同じ仕様でも、業者によって数十万円の差が出ることはよくあります。見積もりが出揃ったら、総額だけでなく「内訳項目の細かさ」を比較してください。

「一式30万円」と書かれた見積もりと、「解体費・搬入費・設置費・処分費・諸経費」と明細が分かれた見積もりでは、後者の方が比較と交渉がしやすくなります。「諸経費はどこまで含みますか?」と聞いて答えをはぐらかす業者は避けた方が無難です。

一括見積もりサービスの活用

一から業者を探す手間を省くには、リフォーム一括見積もりサービスが便利です。タウンライフリフォームやリショップナビなど複数のサービスで登録業者の審査が行われており、複数社の提案を一度に比較できます。

私が中古戸建てのリノベを検討したとき、まずこうしたサービスで相場感を掴み、「この価格より高い見積もりは交渉する」という基準をつくってから各社と話しました。無料で使えるので、使わない理由がないです。

工事保証・アフターフォローの確認

水回りは施工後に水漏れが発生するリスクがあります。施工後1〜2年の無償対応保証が付いているか、アフターフォローの連絡先が明確かを確認してください。

「工事は終わったのに連絡が取れない」という状況は実際に起こります。施工前に「何かあったらどこに連絡すればいいか」を書面で確認しておくことをおすすめします。

工事中の生活スペースを確認する

大規模な水回り同時施工では、工事中の生活動線が乱れます。「工事中のトイレはどうなるか」「仮設の洗面スペースはあるか」「工事開始と完了の予定日を書面でもらえるか」を事前に確認しておきましょう。

まとめ

水回りリフォーム4点の費用相場をまとめると、標準グレードで個別施工した場合の合計は260〜270万円が目安になります。4点まとめて同一業者に依頼すれば、おおむね20〜30万円の節約が期待できます。

グレード選びは「最安か最上位か」の二択ではなく、「どこに投資してどこで抑えるか」の優先順位付けが大切です。毎日使う浴室とキッチンに少し投資し、使用頻度が低い箇所はコストを抑える——こうしたメリハリをつけることが、後悔のないリノベにつながります。

まずは複数業者に相見積もりを取り、費用感と提案内容を比較するところから始めてください。一括見積もりサービスを使えば、手間をかけずに複数社の価格を並べられます。

条件や施工範囲で費用は大きく変わります。正確な金額は見積もりで確認を リフォーム見積もりを無料で比較する ※ 相見積もりで20〜30%安くなるケースもあります
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てけ
数年前に中古戸建を購入し、リノベーションを実施。 その際に得た知識や経験をもとに、これからリフォームやリノベーションを検討される方に向けて情報発信しています。
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