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浴室リフォーム費用相場|ユニットバス交換・在来工法の費用比較【2026年版】

「古いタイル張りのお風呂を、ユニットバスに替えたい」という相談は、リフォーム・リノベーションの定番のひとつです。水回りはどうしても老朽化が目立つため、一定年数が経過した住宅ではみなさん検討をされています。

でもリフォーム業者に問い合わせたりネットで調べてみると、思った以上に価格の幅が大きかったりします。「60万円でできます」と言う業者もいれば、「150万円かかります」と言う業者もいたり「同じ浴室リフォームなのに、なぜこんなに差があるのか。

端的にいうとこの要因、工法の違いとグレードの選択にあります。さらに築古物件では、解体してみてから追加費用が発覚するリスクも無視できません。このページでは、工法別・グレード別の費用相場と工事費の内訳、そして見積もり時に必ず確認すべき追加費用リスクまでまとめて解説していきたいと思います。

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浴室リフォーム費用の全体像

まずは全体像とその選択の幅を理解しましょう。これは先に述べたとおり工法とグレードの組み合わせで大きく変わってくるわけですが、費用は60万円台から300万円超までと大きく変わります。

1坪(1616サイズ)・工事費込み目安。本体はメーカー定価ベース(実売は30〜70%引きが多い。タカラスタンダードは定価販売が基本)。

上記のマトリクス図を見ると、まず工法の選択が費用の土台を決めることがお分かりいただけるのではないでしょうか。UB→UB交換であれば解体費が3〜13万円に抑えられますが、在来工法からの交換になると解体・撤去費だけで15〜30万円かかります。その分、合計費用は1〜2割上乗せになります。

在来工法をそのまま在来工法でリノベーションする場合は、タイルの解体・防水やり直し・職人によるタイル施工が必要となるため、さらにコストが跳ね上がります。コストだけを見れば、在来からユニットバスへの交換が最も費用対効果の高い選択といえます。

ユニットバス交換の費用相場

サイズ別の費用目安

ユニットバスは規格サイズで販売されており、サイズが大きいほど本体価格・工事費ともに上がります。1坪(1616)が最もスタンダードで、多くの戸建て浴室に対応します。

サイズ坪数費用目安(工事費込み)
12160.75坪65〜100万円
16161坪80〜130万円
16201.25坪90〜150万円
16241.5坪100〜170万円

リフォームで「既存のユニットバスを交換したい」というケースなら、まずは既存のサイズを確認することが重要です。設置スペースに余裕があれば一回り大きなサイズへのアップグレードも選択肢に入りますが、スペース確認を含めた現地調査が必須になります。

主要メーカー・現行製品の費用感

グレードの幅が最も大きいのがメーカー製品の選択です。同じ1坪サイズでも、エントリーラインと最上位では本体価格だけで100万円以上の差があります。

TOTOはサザナとシンラの2ライン構成です。サザナはNタイプ(99万円〜)からPタイプ(150万円〜)まで4段階あり、ほっカラリ床の快適さで人気が高いラインです。シンラは152万円〜344万円と高額ですが、楽湯・床ワイパー洗浄・調光システムなどの体験価値は別格です。

LIXILはリデアが主力です。リデアはアライズの後継として2022年4月に発売されており、旧アライズを現行品として扱っている業者の見積もりには注意が必要です。スパージュは最上位ラインで120万円〜311万円(定価)と幅広い設定になっています。

パナソニックのオフローラは、スゴピカ素材による汚れにくさとエコキュートとの連携が特徴です。108万円〜176万円(定価)のレンジで、省エネにこだわる家庭との相性がいい製品です。

タカラスタンダードだけは定価販売が基本という点で他社と一線を画します。グランスパ(42万円〜)・エメロード(67万円〜)・プレデンシア(122万円〜)の3ライン。他社より値引き後の実売価格で比べると、タカラは割高に映ることも多いです。ただしホーロー素材のお手入れのしやすさは本物で、20年使い続ける前提であれば十分な投資価値があります。

→ TOTOサザナとLIXILリデアの詳細なスペック比較はTOTOサザナ vs LIXILリデア 徹底比較でまとめています。


在来工法リフォームの費用相場

在来工法のお風呂をそのまま在来工法でリノベーションするケースは、費用・工期ともにユニットバスを大きく上回ります。

タイル床・壁の全面張り替えだけでも30〜50万円かかります。浴槽交換・防水やり直し・タイル全面施工を含む本格リノベーションになると150〜200万円以上、高品質な天然石・輸入タイルを使えば250〜300万円超も珍しくありません。また工期も2週間〜1ヶ月と長く、工事中はお風呂が使えない期間が続きます。

ハーフユニットバスという選択肢

デザインにこだわりつつ、防水性と費用のバランスを取りたい場合に選ばれるのがハーフユニットバスです。浴槽・床・腰壁(下半分)は既製品ユニットで防水性を確保し、腰から上はタイルや左官などで自由に仕上げる工法です。

費用は55〜200万円と幅が広く、上部の仕上げ素材次第で大きく変わります。ユニットバスより自由度があり、在来工法より安定した防水性が得られる選択肢として、少し自分なりのこだわりを入れたいという方には根強い人気があります。

条件や施工範囲で費用は大きく変わります。正確な金額は見積もりで確認を リフォーム見積もりを無料で比較する ※ 相見積もりで20〜30%安くなるケースもあります

工事費の内訳と追加費用リスク

在来工法→ユニットバス交換の工事費内訳

では、在来工法からユニットバスへと交換する場合のリフォームにおいてはどのようなひよがかかるのか、工事費の内訳を見ていきましょう。

標準的な工事費例。本体(ユニットバス)費用・追加補修費は別途。地域・建物状況により変動する参考値。

グラフの通り、在来→ユニットバス(UB)で工事費の最大項目は解体・撤去費(20万円)です。在来工法はタイルを1枚ずつ剥がし、コンクリートを斫り、廃材を搬出する手間がかかるため、UB→UBの解体費(3〜13万円)と比べると大幅に高くなります。この差が、在来→UBとUB→UBの費用差の主な原因です。

UB→UB交換の工事費は20〜35万円程度が目安で、在来→UBは57万円前後になります。本体費用はこれに別途加算されます。

築古物件で発生しやすい追加費用

また築20〜30年以上の在来工法浴室を解体すると、隠れていた問題が出てくることがあります。長年の水漏れで土台や根太が腐食しているケース、シロアリ被害が床下に広がっているケースは、「解体してみたら見つかった」という話が珍しくありません。

リスク内容追加費用目安
土台・根太の腐食補修5〜20万円
シロアリ被害の駆除・構造補強10〜50万円(規模による)
防水下地のやり直し5〜15万円
床下構造補強10〜30万円

在来工法の古い浴室では、予算に15〜30万円のバッファを見ておくことを強くおすすめします。「見積もりぴったりで収めよう」という計画は、築古物件には向きません。

2階浴室の追加費用

2階に浴室がある場合、配管が長くなる分の給排水工事費と、部材搬入の人件費・養生費が3〜10万円程度加算されます。水漏れ時に1階への影響が大きいため、防水施工を念入りに行う必要があることも覚えておいてください。


在来工法 vs ユニットバスの選択判断

「せっかくリフォームするなら、こだわりの浴室にしたい」という気持ちはよくわかります。ただ費用・防水性・工期の3点で見ると、多くのケースでユニットバスの方が合理的な選択といえます。

ユニットバスの床パンは一体成形なので、防水性が構造的に担保されています。在来工法はタイル目地の劣化・防水層の経年劣化によって水漏れリスクが高まります。築古物件のリフォームでは特に、在来工法を継続することのリスクは意識しておく必要があります。

一方で、ユニットバスが入らない変形スペース、あるいはデザインへのこだわりが強くて予算も十分にあるケースでは在来工法が選択肢になります。

→ 在来工法とユニットバスの詳細な比較(メリット・デメリット・費用・防水性)はユニットバス vs タイル在来工法 徹底比較でまとめています。

浴室リフォームで使える補助金

みらいエコ住宅2026事業(国土交通省)

2026年3月から受付が始まっている補助制度で、浴室関連では以下の補助が受けられます。

設備補助額
高断熱浴槽への交換32,000円
節湯水栓への交換6,000円
浴室暖房乾燥機の設置23,000円

ただし、キッチンリフォームの場合と同様に重要な条件があります。浴室設備の交換単体では申請できません。窓工事(内窓設置など)が実質的に必須化されており、補助対象工事の合計が5万円以上必要です。浴室と合わせて窓リフォームも検討している場合は、まとめて申請を組み合わせると活用しやすくなります。

受付期間は2026年3月24日〜12月31日ですが、予算(2,050億円)に達し次第終了します。申請前に公式サイト(mirai-eco2026.mlit.go.jp)で最新情報を確認してください。

介護保険による住宅改修費支給

要介護1〜5・要支援1〜2の認定を受けている方は、介護保険から住宅改修費の支給を受けられます。補助上限は20万円で、介護保険から最大18万円が給付されます(自己負担1〜3割)。

浴室では、手すりの設置・入口の段差解消・滑りにくい床材への変更が対象です。高齢の家族との同居を前提にリフォームを検討している場合は、ケアマネジャーに相談してみてください。


業者選びと見積もりのポイント

在来工法の解体後は追加費用の可能性を前提に交渉する

見積もりを比較する際は、追加費用が発生した場合の計算方式を必ず確認してください。「追加工事は実費精算」という業者は多いですが、単価が明示されていないと後でトラブルになります。事前に「腐食が出た場合は1㎡あたりいくら」という形で確認しておくことが大切です。

本体の値引き率に注目する

ユニットバスの本体費用は業者間で大きな差が出ます。同じTOTOサザナPタイプでも、仕入れルートによって実売価格が数十万円変わることがあります。工事費だけでなく、本体の実売価格も必ず比較してください。タカラスタンダードは定価販売が基本なので、値引き交渉は成立しにくい点を覚えておきましょう。

補助金申請の対応を確認する

みらいエコ住宅2026の申請は施工業者経由でしか行えません。補助金対応の登録業者かどうか、申請代行が工事費に含まれているかを確認してください。

工期と入浴できない期間を事前に把握する

UB→UBなら最短4日、在来→UBなら5〜7日が工期の目安です。引越し前・入居前の施工であればストレスは最小限ですが、住みながらの工事では近隣の銭湯・スーパー銭湯の場所を把握しておきましょう。工事中の入浴手段を業者と事前に相談することを忘れずに。


よくある質問(FAQ)

Q. 浴室リフォームの費用相場はいくらですか?

リフォーム業界の集計では平均施工費用は約95万円という数字があり、51〜100万円が全体の約5割、101〜150万円が約4割を占めます。UB→UB交換の標準グレードなら80〜120万円、在来工法→UBなら90〜140万円が目安です。在来工法→在来工法の全面リノベーションは150〜300万円超になります。

Q. ユニットバス交換で工事中にお風呂が使えない期間はどれくらいですか?

UB→UBは最短3〜4日間、在来工法→UBは最短5〜6日間が目安です。在来工法→在来工法の場合は2週間〜1ヶ月間お風呂が使えません。引越し前の空き家状態での施工が生活への影響を最小化できる最善策です。

Q. 築古戸建ての浴室リフォームで追加費用は発生しますか?

在来工法の浴室を解体すると、土台・根太の腐食(5〜20万円)やシロアリ被害(10〜50万円)が発覚するリスクがあります。予算の15〜30万円程度を追加費用のバッファとして確保しておくことをおすすめします。

Q. 在来工法(タイル張り)からユニットバスに変えるとどのくらい費用がかかりますか?

在来→UB交換の場合、解体・撤去費が15〜30万円かかるため、工事費だけで50〜60万円前後になります。本体費用を加えると、スタンダードグレード(1坪)で90〜130万円が目安です。エントリーグレードを選べば80万円前後での施工も可能です。

Q. 浴室リフォームで使える補助金はありますか?

みらいエコ住宅2026事業で、高断熱浴槽交換に3.2万円、節湯水栓に0.6万円、浴室暖房乾燥機設置に2.3万円の補助があります。ただし窓工事との組み合わせが実質必須です。要介護認定がある方は介護保険の住宅改修費(最大18万円)も活用できます。

条件や施工範囲で費用は大きく変わります。正確な金額は見積もりで確認を リフォーム見積もりを無料で比較する ※ 相見積もりで20〜30%安くなるケースもあります
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てけ
数年前に中古戸建を購入し、リノベーションを実施。 その際に得た知識や経験をもとに、これからリフォームやリノベーションを検討される方に向けて情報発信しています。
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